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不動産を売却する際のトラブルとトラブルを回避するためのポイント~その1~

不動産を売却する上で、気を付けたい事と言えばトラブルですよね。
さらに、不動産売却といった知らない事ばかりの世界ではなおさらトラブルにはあいたくないと思います。
今回は、トラブルを回避するためのポイントをいくつか紹介します。

①売却価格の設定ミス

不動産を売却する為には、必ず価格設定をしなければなりません。
その中で、価格設定に関するトラブルを紹介します。

高額査定価格による長期化

相場より高い価格設定により、売却期間が長期化してしまい売れ残る可能性があります。
このトラブルは、皆さんが思っている以上に多く発生しています。
理由としては、不動産業者が売却する為の査定金額を提示するのではなく、売却依頼を受ける為だけに相場より高い査定金額を提示する不動産会社がほとんどだからです。

回避するポイント
不動産会社の査定金額を鵜呑みのするのではなく、自分自身でも相場について調べる事や、複数社に査定依頼する方法もあります。
また、売却査定価格ではなく、買取査定の価格を同時に聞くのも良いかも知れません。

低価格での売却による損失

相場を下回る金額で売却した場合は早期売却が出来ますが、金銭面で見た場合は数十万円~数百万円の損失が出てしまいます。
これは、売主にとって物凄い大きな損失と言えます。

回避するポイント
こちらも、前述同様に自分自身でも相場について調べる事や、複数社に査定依頼する方法もあります。

②契約でのトラブル

契約内容の誤解

不動産取引では、法律用語や専門用語が多く使用されるため、一般の人には理解しにくい場合があります。
その為、用語の意味を正確に理解していないと、契約の本質的な内容に誤解が生じる恐れがあります。

回避するポイント
分からない用語や文言があった場合は、必ず質問するようにしましょう。
大切なことは、自身で理解出来るまで質問することです。

条件の不明確さ

契約書の中の特定の条件や義務が不明瞭に記載されている場合、双方の間で解釈が異なる可能性があります。
例えば、修繕責任や引渡し時の状態などが明確でない場合、後のトラブルにつながることがあります。

回避するポイント
誰が、いつまで、どうなった場合等、曖昧な表現があった場合は、必ず確認しましょう。
また、万が一があった場合の責任の所在はどうなるかも確認するようにしてください。

③物件の状態に関する問題

隠れた瑕疵

現在は瑕疵ではなく、契約不適合の言いますが、分かりやすく瑕疵という言葉を使っておりますが、簡単にいうと、売却後に発覚した目に見えない問題の事を指します。
中古の場合だと、引渡し後に買主から、○○の故障は聞いてないとか、○○が動かない等後日発覚する事あります。
その際に、誰が責任を取るのかという点でトラブルになります。

回避するポイント
売却する際に、不動産会社に不具合ヶ所を全て説明しておくことが望ましいです。少しでも良く見せたい気持ちも分かりますが、トラブル回避の為には、不具合ヶ所は全て事前に説明しておきましょう。


続きは次の記事に書いていきます。