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相続した古い家を売却する方法とは?

古い家を相続したけど、処分できるかな?
こういった悩みはみなさんあるとおもいます。
そもそも古い家とは定義があるの?と思うかもしれませんが決まったものはありません。

しかし、不動産業界では木造の戸建ては築20年、マンションは築45年をすぎると古い家と言われることが多いです。

戸建やマンションなど建物には、構造によって減価償却資産の評価に用いられる法定耐用年数というのもが定められており、この年数を過ぎると建物の価値はほぼ無くなると言われています。

ただし、気を付けるポイントは法定耐用年数はあくまでも【減価償却資産を評価する際に用いるもの】で、この年数を過ぎてしまうと住めなくなるというわけではありません。

また、築年数だけではなく、建物の状態も重要です。築20年で換気をしない、風通しをしない、掃除をしない等、なにもしないと劣化が早まり、築年以上にぼろい家(古家)と思われてしまうこともあります。

古い家を売る方法

古家付き土地で売る

古家の場合は、上物付き土地として売る方法があります。
上物付き土地とは、土地に古い建物が付いているといった状態で家を売る方法です。

メリット
戸建を探している買主、土地を探している買主の両方をターゲットにすることができることです。
古い家は需要が少なく売れにくい為、ターゲットとなる買主を絞らない方が売れやすくなります。
また、上物付き土地で売却すれば、解体費用が不要になるので費用を抑えることもできます。

デメリット
安く売ってしまう場合がある。
土地を探している買主からしてみれば、古い家は余計なものとなり、解体費を考慮する必要があるので、値段交渉を行われやすくなります。


上物付き土地に向いている条件は築年数35年以上経っている家になります。

木造の家は築25年を過ぎると、建物としての価値はほぼなくなると言われています。立地などがよければ仲介で売却できますが、立地が良くない土地上に建つ家の状態があまり良くないボロ家の場合は難しいです。
戸建として売るのではなく、土地として売ってしまった方が売れる可能性が高まります。

解体して売る

古い家を解体して売るという方法もあります。
この場合は、古い家を解体して、更地で売却する方法です。

メリット
買主が見つかりやすいことです。
土地を探している買主は、更地を探していることが多いです。更地なら土地を購入した後自分で家を解体する必要がないので解体費用がかからず、すぐ新居の工事を始められます。そのため、更地にしてしまった方が、売れやすいです。
また、古家を解体してしまえば悪い印象を与えずに済みます。

デメリット
なんといっても、解体費用がかかるということです。
家の解体費用は家の構造や広さなどにより異なりますが、100万円以上掛かる場合がほとんどです。また、家の解体だけでなく庭や駐車場なども解体に含まれるので敷地が広いほど費用がかさむでしょう。

解体して売るのが向いている場合
ボロ家・古い家が壊れていたり倒壊の恐れがある場合は向いています。

倒壊の恐れがある古い家は、解体してしまった方が安心です。もし。倒壊や半壊などになって隣家や通行人等を傷つけてしまった場合は損害賠償を支払うケースもあります。

買取で売る

早く売却したい場合は買取という方法があります。

メリット
早く・確実に売却する事ができる。
通常であれば何ヶ月もかかる売却期間が、1ヶ月以内に完了させることが出来ます。
また、買主は不動産業者になるので、契約不適合責任も面積になります。

デメリット
売却金額は安くなる。
不動産業者が買主になるという事は、購入した後の再販で利益を得ようと考えて購入します。
その為、通常の相場より安い価格でしか購入する事が出来ないのです。
大体、相場の6割~7割くらいが売却金額になるでしょう。

買取が向いている場合は、早く売却したいという意向がある方に向いています。


株式会社萬屋では、築年数が経った不動産の売却も得意としているので、是非ご相談下さい。