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不動産一括査定のメリット・デメリットとは?

ここでは、一括査定についてお話していきます。
一括査定とは、まとめて不動産査定を依頼する事を言います。

流れとしては、不動産一括査定サイトに情報を登録することで、依頼することが出来ます。

一括査定で登録する情報

①所有している不動産の情報
・不動産の所在
・土地面積
・建物面積(マンションの場合は、室内面積)
・築年数(土地のみの場合は不要)
・査定する理由
②氏名・連絡先
上記2点がメインとなります。

一括査定の流れ

①情報を登録
②各不動産会社から連絡が来る
③各不動産会社から査定書をもらう
④不動産会社に売却依頼をする
というような流れになります。

査定を行う前に、室内状況の確認等で立ち合いを要する場合もありますが、難しい場合は断っても問題ありません。

一括査定のメリットとは?

一括査定のメリットは、簡単に複数社に依頼をかけることが出来る事です。
ひと昔であれば、1社ごとに連絡をして1社ごとに査定金額を教えてもらうという流れが主流でした。
しかし、これでは時間もかかり、同じことを説明するのも面倒でしょう。

現在では、パソコンはもちろん携帯電話からでも依頼が出来るので気軽に利用できるサービスとなっております。
さらに、高値で売却できる可能性が高くなるということもメリットと言えます。

一括査定のデメリットとは?

一括査定の最大のデメリットは、売却依頼をお客様から頂くために、相場より高い査定金額を提示する不動産会社が出てくるという点です。
売主の心理として、高い金額で売却することが一番の目的であることは間違いありません。
その心理を上手く用いた査定方法が査定金額を相場より高く提示するといった方法です。
では、高い査定金額を提示することのどこが問題なのか説明していきます。

不動産では、【定価】は存在しませんが【相場】はあります。
○○市や○○駅周辺等、色々な場所はありますが、取引される坪単価は決まっています。
例えば、平均坪単価が20万円のエリアで坪10万円の不動産が売却されていたら、直ぐに売れる事でしょう。
しかし、坪25万円だと買い手は損をしたくない為、購入意欲は下がります。

その為、売却する為の査定では無く、売却依頼を受ける為の査定存在しているという事を知っておきましょう。

デメリットその②

一言に一括査定サイトといえば簡単ですが、どのサービスを利用すればいいか分からないというのもデメリットと言えます。
不動産一括査定のサービスは数多くあり、大手ばかりが参加しているサイトから、全国数千社が登録されているサイトもあります。
まず、どのサイトか迷ったときは、売却物件したい物件の所在地とサイトの登録社数で判断するとよいでしょう。
不動産市場が活発な都市部ならば、大手・準大手・地域密着型それぞれの不動産会社をバランスよく選べるサイトがおすすめです。
逆に不動産市場が活発でない地方部や、査定したい物件が住んでいる場所から離れており土地勘がない場合は、地元密着型の不動産会社を選べるサイトが最適と言えるでしょう。

デメリットその③

一括査定のメリットである、たくさんの査定金額が分かるという反面、査定金額にバラつきがあった場合に、どれが正しい査定金が分からないという点がデメリットになります。
前述のとおり、不動産には定価は存在しませんが、相場は存在します。
髙い査定金額を提示してくる不動産会社は避けるのがベストでしょう。