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住宅ローンの残債が残ったまま不動産を売却できる?

マイホームを売却したいけど、住宅ローンが残っているから・・・と悩んでいる方は多いと思います。
当社にも、同様な相談が多数あります。
結論から言うと、住宅ローンの残債があった場合でも売却することは可能と言えます。
ただし、売却金額が住宅ローンの残債を下回っている状態だと難しくなります。

そこで、この記事では住宅ローンの残債が残った状態での不動産売却方法を説明していきます。

①住宅ローンの残債を確認する

住宅ローンの残債が残った状態での不動産売却で一番重要ポイントは、【住宅ローン残債の金額】を把握することです。
融資を受けた金融機関に問合せをすることで教えてもらうことが出来るでしょう。

また、不動産売買では住宅ローンの完済が出来た物件(出来る状態の物件)でないと取引する事が出来ません。

その為、【住宅ローン残債の金額】を把握する事が第一歩となります。

②売却金額を知る(査定をして貰う)

①【住宅ローン残債の金額】が把握出来たら、次のステップは、実際にマイホームがいくらで売却出来るか査定をして貰う事です。
査定をして貰う事で、①の金額と②の金額で
●残債を上回る金額で売却できるか
●残債を下回る金額で売却するか
の2つの方向性を決める事ができます。

この査定についても、信頼できる会社があれば1社でも良いですし
複数社に依頼するのも良いでしょう。

③売却金額が住宅ローン残債を上回る場合

住宅ローン残債を上回る場合は、通常通りの不動産売却となり、スムーズに取引する事ができるので心配はないでしょう。

④住宅ローン残債が売却金額を上回る場合

この場合だと、売却が難しくなってしまいます。
方法としては、
●不足分を親等から借りて補填する
●貯金から補填する
●任意売却
1つずつ説明していきます。

●不足分を親等から借りて補填する

例えば
ローン残債が1500万円、売却金額が1200万円の場合
不足分300万円を親やフリーローンを利用して補填する方法です。
※諸費用は含めておりません

この方法は、親から借りる事が出来れば良いですが、フリーローンの場合だと金利も高く売却した後の返済にも苦労する事が多く、リスクのある方法です。

●貯金から補填する

例えば
ローン残債が1500万円、売却金額が1200万円の場合
不足分300万円を預貯金から捻出する方法です。
※諸費用は含めておりません

この方法は、子供の為や将来に向けての貯金から捻出するので、気持ち的に難しいですが不動産が売却出来るか分からないという不安な状況から抜け出せるので、比較的有効な方法です。

●任意売却

上記2つの方法が難しい場合は、任意売却という方法になります。
任意売却とは、住宅ローンの返済が困難になった場合に、抵当権が設定された住宅を法的手続き(競売)によらないで売却し、その代金によって残債務を解消する方法のことです。

もちろん、不足分については不動産売却後にも分割で支払う必要がある為、残債がゼロになる訳ではない事を覚えておきましょう。

最後に

住宅ローンの残債がある場合の不動産売却は簡単なものではなく、売却する為に一工夫・二工夫が必要になります。
売却するまでに精神的に疲弊したり、資金繰りが難しくなったりと大変です。
株式会社萬屋では、出来る限りの最善を尽くし、不動産売却を通じてより良い人生に導くお手伝いをしていますので、お困りの際は是非ご相談下さい。