
売り出すならいつがいい?という質問は、売却相談でよく聞かれます。
実はこの答え、感覚ではなく公的な数字で裏付けられています。
今回は、国土交通省と不動産流通機構(REINS)の成約データから、
よく売れる時期=動きが活発な季節を見ていきます。
■ 公的データで見る「成約が多い時期」
国土交通省が公表する不動産流通統計(REINS成約件数)によると、
全国的に成約件数が多いのは次の時期です。
● 成約件数が多い月
- ・2月〜3月(春先)
- ・9月(秋の始まり)
この2つの時期は、年間でもっとも成約件数が多く、 8月や12月の約1.5〜2倍の取引が成立しています。
📊 出典:国土交通省「不動産流通市場動向(REINS成約件数)」2024年度版
■ 春に売れやすい理由
● 新生活・転勤・進学シーズン
2〜3月は引っ越し需要が集中する時期。
買い手が「新年度までに決めたい」と動くため、 内見数・成約数ともに増えます。
● 天候が安定して内見しやすい
気象庁のデータでも、3月は平均気温が上がり始め、
日照時間も増えるため、家が明るく見えやすい季節です。
📊 出典:気象庁「気候統計情報(倉敷観測所)」2024年平均気温・日照時間
■ 秋に売れやすい理由
● 生活が落ち着き、買い手が動きやすい
9月は夏休み明けで生活が安定し、 「年内に決めたい」という買い手が増えます。
● 気候が穏やかで内見が快適
気象庁データでは、9月の平均気温は25℃前後。
暑すぎず寒すぎず、内見に最適な季節です。
📊 出典:気象庁「気候統計情報(倉敷観測所)」2024年平均気温
■ よく売れる時期にやっておきたい準備
● 写真撮影を早めに
春・秋は天候が安定しているため、 晴れの日を狙って撮影しておくと印象が上がります。
● 内見対応を柔軟に
買い手が多い時期ほど、内見希望も増えます。
スケジュールを少し広めに取ることでチャンスを逃しません。
● 査定・価格設定を慎重に
動きが活発な時期は競合物件も増えるため、
「相場より少し上」ではなく「相場に合わせた価格」が重要です。

📊 出典:国土交通省「不動産流通市場動向(REINS成約件数)」2024年度版
■ まとめ
国土交通省とREINSのデータから見ても、 春(2〜3月)と秋(9月)は売れやすい季節です。
気候も安定し、買い手の動きが活発になるため、
この時期に合わせて準備を進めることで、 売却のチャンスを最大限に活かせます。