
不動産の媒介契約を結ぶ前に必要書類が揃っていないと、
査定が遅れたり、売却価格の判断が不利になることがあります。
本記事では、媒介依頼時に必須の書類と、揃えておくと売却が有利になる「あると安心な書類」を、
倉敷の売却実務に沿ってわかりやすくまとめます。
1|媒介契約で「必ず必要になる書類」
● 本人確認書類
運転免許証・マイナンバーカードなど。
倉敷では高齢の売主さんが保険証のみのケースも多く、追加確認が必要になることがあります。
● 登記簿謄本(全部事項証明書)
不動産の権利関係を確認するための基本書類。
手元になくても不動産会社が取得するので問題ありません。
あれば提出すると査定がスムーズですが、なくても売却活動に支障はありません。
● 固定資産税納税通知書(課税明細)または評価証明書
土地・建物の評価額を確認するための書類。
どちらか一方があれば査定は可能で、媒介契約時の提出書類として十分です。
他の所有不動産を知られたくない場合は、売却したい物件の分だけ提出すればOK。
課税明細でも評価証明書でも、必要な物件の分だけで問題ありません。
▶ 評価証明書はどこで取得できる?
- 倉敷市役所 資産税課(本庁舎)
- 各支所(児島・玉島・水島・船穂・真備など)でも取得可能
必要なもの:本人確認書類、物件の所在地がわかる情報
手数料:1件300円前後 郵送請求も可能。
※倉敷では相続物件で課税明細が手元にないケースも多く、評価証明書で代替するのは一般的。
● 建物の図面(間取り図・配置図)
建築時の図面(設計図・平面図・立面図など)が残っていれば、それを提出すれば十分です。
図面が残っていない場合は、不動産会社が現地で、間取り図を作成してくれます。
倉敷では築年数が長い住宅で図面が残っていないケースが多く、実務上よくある流れです。
|揃えておくと「売却が有利になる書類」
● 建築確認済証・検査済証
「きちんと建てられた家」である証拠。 買主の安心材料になりやすい。
● 過去のリフォーム履歴・保証書
倉敷では築20〜30年の住宅が多く、リフォーム履歴があると、
どのような手入れをしてきたかをアピールできるため、説明がしやすくなる。
● 境界確定図・測量図
境界トラブルは売却の大敵。 図面があるだけで「安心して買える土地」として説明しやすくなる。
● 設備の取扱説明書(エアコン・給湯器など)
成約後のトラブル防止にも役立ち、買主の印象が良くなる。
3|書類が揃っていると「なぜ損しないのか?」
- 査定の精度が上がる → 適正価格で売り出せる
- 契約後のトラブルが減る → 想定外の出費を防げる
書類は「売却の武器」。 揃っているほど、売主が不利になりにくい。
4|倉敷ローカルの補足
- 倉敷では「相続した空き家の売却」で書類不足が多い
- 古い住宅地(中庄・福田・老松など)は境界が曖昧な土地が多い
- 書類が揃っていない場合、内容によっては追加で確認が必要になることもある
- 地元の不動産会社は書類不足に慣れているため、必要な部分だけ揃っていれば売却は進められる